立川志の輔
“千両みかん”
モノの価値というのは、人によって様々ですな。
お題の通り、みかんが千両もするんです、一つで。
でも、欲しい人は欲しくてたまらない。
どうしてもみかんが頭から離れない若旦那の様が、
見事に演じられてます。
みかん問屋が、なぜみかん一つが千両もするのかを
滔々と語るシーンに引き込まれます。
理解出来ない価値観のなかで、
右往左往する番頭さんが目の前を走って行くようです。
そして・・・
自分の価値観が崩壊した番頭さんがオチへ向かって走ります。
しかし・・・
欲しい人がいるからモノの価値は上がるんですがねぇ。
ま、そこが噺ならでは、でしょう。
あ、頭脳警察のデビューアルバム(勿論ビニール版)は、
一部では200万〜で取引されているらしい・・・
あるお方曰く・・・
経済学の講義の枕で“千両みかん”を
学生に話してきかせる教授がいたら、
その教授は優秀な教授だよなぁ、と。
“千両原油”なんてならないことを願います。
「今夜の一杯は、いかほどかね・・・」
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